今月のコラム

この欄では、毎月気付いてほしいこと、気にしてほしいことについて一テーマ毎月書いていきます。

ぜひ取り組んでみてください。


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202018年2月のコラム 身体に語りかける


寒い日が続きます。皆さまお元気ですか?
立春ももうすぐというのに、当地では毎朝水たまりが凍り付き、私が乗っても大丈夫です。
(九州育ちの私には、氷の上に立てるというのはいつになっても驚愕すべきことです。)

こういう寒さは、身体に堪えますね。
私も古傷がたくさんあって、冬場は痛むことがあります。

さて、身体のことです。
私は医者ではありませんが、「ここが痛いんだけど・・・」などのご相談を受けることがあります。
大急ぎで医者に行くべきか、様子をみるべきか。そのくらいの助言しかできませんが、そのときに気づくことがあります。
多くの人は、「痛さ」「苦痛」「動かない」「動かしにくい」ことを、いまいましいものとして口にします。

この膝が痛くさえなかったら、走れるのに。
この肘さえ、痛まなかったら、稽古にこれるのに。
この肩が。
この股関節が。

私も一時期、股関節の痛みで、空手を休まざるを得ない時期がありました。
膝の痛みで、合気道の稽古が苦痛だったこともありました。

だから、この痛みさえなければなあ・・・という気持ちはよくわかります。

でも、ちょっと立ち止まって下さい。
なぜ、痛いんですか?
あなたの身体は、あなたに意地悪をしているのではありませんね。
今まで頑張って数十年あなたを支え続けてくれた身体です。

頑張って頑張って、あなたを支えてきた身体。
あなたと同じで、あなたが生きてきた数十年を生きてきました。
使い方が悪かったかもしれません。
無理をしたかもしれません。
打撲や捻挫という、外傷からかもしれません。

身体を使っているのはあなたです。あなたがこき使ったから、壊れたのかもしれません。

身体とあなたの関係を会社だと思ってください。
あなたは社長です。
社員(身体)は、あなたのために日々頑張っています。

過労死しそうになって動けなくなってしまった社員に、社長が「お前さえいなければなあ」と思っていたらその会社は良い会社でしょうか?
真面目に努力してきた社員です。社員は、社長の指示通り(指示が間違っていたとしても!)やってきただけです。

たぶん、社員が悲鳴を上げるまでに、色々な兆候があったはずです。それを社長は見逃してきたんですね。

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こういうとき、社長はどうすれば良いでしょうか。
あなたが社員だったら、どういう社長ならもう少し頑張れると思いますか?

まず、社員の労をねぎらってください。
今までの頑張りを認めてください。

あなたの手がもし、年老いているように見えるなら、小さかった頃の手を思い起こしてください。
小さな何もできなかった非力な手が、今では色々なことができるようになりました。
あなたを育ててくれた人々のおかげでもあるし、この手があったからこそのあなたの人生です。

ありがとうと感謝して、どうしたら痛まないで使えるかを工夫してみましょう。


一番良いのは、「痛い」以前の違和感で気づくことが大事です。
なんらかのSOSが、でていたはずです。

身体と対話してみる。
声に出して、色々話してみる。
意外に楽しいものです。

身体は、邪魔なところは1つもありません。
痛もうと、つらかろうと、自分自身の仲間です。
最後まで仲間を見捨てない。
一緒にがんばろうとする社長に、社員はついて行くのではないですか。

一度も会社組織に入っていない私が言うのもナンですが(苦笑)。

私は、今しもやけの足指に「稽古冷たかったねえ」とねぎらいの言葉をかけています。
数日で治るかなと思います。
皆さんも、身体は仲間だと思って話しかけてみてくださいね。



18年1月のコラム 夢を持とう!


明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、2017年は大忘年会で締めくくりましたからだ塾です。からだ塾の忘年会ではいつも「夢」について語ります。皆さんの「夢」は何ですか?


今年の一年が始まりました。とはいえ、12月31日と1月1日で何が変わるかというと、何も変わらずなのですが、せっかくの節目ですからちょっと立ち止まってみましょう。
実際には、2月4日の立春で歳神さまの移動があるらしいので、これまで上手くいかないと思っていた人も、上手くいってた人も、運勢の流れが変わるそうです。(私は以前、「九星気学」を学んでいました。中途半端なまま終わりましたが(苦笑)。武術以外は、なかなか続きません)。

ですから、一年の計は元旦にありだけど、一年の計を立てていない人、まだ間に合います!!
というか、私自身はスロースターターなので、次のように考えます。
一年の計は、世間が年明けした1月のはじめから去年の反省を元に、一ヶ月間考えてみる。2月3日の節分までにじっくり考えてみる。
それなら、一日で一年の計を立てなくていいですね。この一ヶ月の間、「夢」を考えて見てください。

大人になると、大きな夢を持つことが難しくなります。
子どもの頃は、私も「宇宙飛行士になりたい」などと思っていましたが、大人になるにつれて「勉強が難しいし」「運動神経がないし」と諦めていき、その後しばらく大きな夢を持つことができないまま、忙しく時間が過ぎました。もちろん、今、大人の人がそういう夢を持つことはあまりないと思います。そして「夢」といえば、そういうものを思い浮かべてしまうので、大人が夢なんてねえ・・・と尻込みしてしまうのです。
大きな夢が何もない、生活で精一杯だという方に、私は敢えて言いたいのです。年齢が・・・と言う人にも伝えたい。

小さな夢でいいよ。今はできていないけど、将来何か実現したいことを未来に置いて!

実現したいことは、「ゆっくりしたい」でも「旅行したい」でも「おいしいご飯を食べに行きたい」でも構いません。
なぜ、今、ゆっくりできないか。なぜ旅行ができないか。どうしておいしいご飯が食べに行けないのか。
そういう理由を考えて、夢を阻む理由を一つ一つ取り除いていきましょう。
実現したら、嬉しいですよね。

人間は夢がないと生きられません。「生きている」実感が得られません。
叶えられる夢を叶えていくというのは、人生をわくわくして生きる一つの方法です。

人間は生きているから生きているのではありません。
ご飯を食べて、息をしているから生きているのではないのです。

今を生きる、明日への希望に満ちて今を生きていくのが人間です。
ただ生きるて老いて死ぬ人生では、もったいないです。

私は、人間は夢がないと生きられないということを、V.E.フランクルの古典『夜と霧』で知りました。
第二次世界大戦中、ナチスドイツに迫害されアウシュビッツ強制収容所に囚われた人々は、「クリスマスに恩赦があって自由になれる」という一縷の希望を持って寒い冬を生き抜きます。しかし、その「夢」がなくなってしまったとき(実際には恩赦は行われませんでした)、多くの人が希望を失って、亡くなったと言います。(自殺ではありません)。
初めて読んだときは、「そんな馬鹿な」と思いました。
でも、今は思います。ユダヤの人々のように私たちは極限を生きていませんから、希望がなくても命は永らえることができます。
しかし、「夢」や「希望」のない生とは、何でしょうか。人間を人間たらしめているのは、「夢」や「希望」ではないでしょうか。

小さい夢でもいいんです。
人から見れば、馬鹿馬鹿しい夢でも構わないと思います。
もちろん、大きな夢があれば、それを叶えるためにいっぱい努力しなくちゃいけません。

生き生きと生きる。ワクワクして生きるために、「夢」を持ちましょう。
私は夢が二つあります。
一つ目の夢は、武術の稽古を続けて、少しでも上達するという「夢」です。
他人と比べれば下手くそでも、昨日の自分よりも、稽古を通じて上達してく「夢」を持っています。
武術の稽古は、私に「夢」と「希望」を与えてくれます。なんて恵まれているのだろうかと思います。

そして、もう一つの夢はからだ塾を通じて、あなたの「夢」のお手伝いをすることです。
(^o^)


あなたの「夢」は何ですか?